私たちは、バリューチェーン全体を対象に重要な対策を採用することで、地球への負荷の低減に向けた取り組みを続けています。
工場の効率化に努める
Bergamo(ベルガモ)近郊のSan Pellegrino Terme(サンペレグリノ・テルメ)にある私たちの工場では、事業活動による環境負荷を可能な限り低減することを最終目的に掲げ、あらゆる日常業務の効率を最大まで高めています。特に重要視する分野は、工場内の水管理とCO2排出量の削減です。このアプローチのおかげで、2018年から2023年にかけて、1億9,400万リットル以上の水使用量の削減に成功し。さらに2011年からは、購入電力の100%を再生可能エネルギーから調達しています。
これらに加えて、廃棄物を再利用に向けて、廃棄物を資源に変えて再利用するための廃棄物回収戦略を実施しています。この目的のために、弊社グループはHeraAmbienteと契約を結び、工場から出る廃棄物の100%回収を実現しています。
自然とひとつになる工場の建設
ヴァル・ブレンバーナにある当社工場は抜本的な改修工事が行われており、サンペレグリノ天然ミネラルウォーターの産地は間もなく、さらに環境にやさしい場所になります。受賞歴のあるビャルケ・インゲルス・グループ(Bjarke Ingels Group)が設計を手がけたこの建物は、「自然環境と一体化した持続可能な建築で、社会の幸福と喜びを増大させる」というヘドニスティック・サステナビリティのコンセプトを取り入れています。
LED照明、太陽光発電パネル、熱回収システムなどの排出削減機能により、この新しい革新的な「Factory of the Future」(未来の工場)の建設は、工場が環境に与える負荷を軽減するのに寄与します。また、「ゼロ・ウォーター・インパクト」モデルでの運用を目指し、灌漑、建物設備、工場の製造工程に雨水や処理水を再利用します。
さらに、輸送用トラックのルートを新たに検討することにより、渓谷での交通に対する影響を大幅に削減しました。
グリーン物流に向けた取り組み
私たちは製品の輸送による環境への負荷を最小限に抑えたいと考えています。近年では、可能な限り鉄道輸送を優先しつつ、積載量の最適化、戦略的な物流パートナーシップの構築、液化天然ガス(LNG)とバイオLNG(バイオマス資源から生産される液化天然ガスで、CO2排出量を大幅に削減可能)の両方を燃料とする車両の使用、一部市場で先駆的な電気トラックの使用と海外輸送でバイオ燃料の使用を進めています。